パキスタンの救助隊は最悪の事態を恐れながら、ケーブルカーに乗った子供たちを救おうと急ぐ

イスラマバード、8月25日（ロイター） - 今週、パキスタンのケーブルカーで数百メートル空中にぶら下がった子供たちの厳しい救助作業は、最後に残ったケーブルがいつでも切れるかもしれないと当局者が懸念し、救助隊員や軍が前例のない困難に直面した。と役人らは語った。

16時間に及ぶ救助活動は世界の注目を集めた。パキスタン空軍、軍人、地上の民間人が、183メートル（600フィート）下の川の上にぶら下がっていた脆弱なケーブルカーから8人を救出するために奮闘し、そのほとんどが子供たちだった。ケーブルの 1 つが壊れました。

地上から作戦を調整する重要な役割を果たしたアサド・カーン・マルワット少佐は、「非常に緊張した」と語った。

空軍のヘリコプターが何時間もケーブルカーに近づこうとしたが、強風のため近づくのは困難だった。

アサド氏によると、救助隊員らは、7、8人乗りしか作られていないケーブルカーに救助者を落とすと転落する可能性があると懸念していたという。 しかし、彼らは恐怖に怯える子供たちに、ヘリコプターで巻き上げられるようにハーネスを着けて車から降りるよう説得するのに苦労した。

結局、日暮れ直前に一人の子が挑戦しました。

「あの子供はそのハーネスを着用することができ、自分自身で接続しました」とアサドさんは語った。 「彼は勇敢な子供でした。」

光が弱まると、風が強くなった。 これ以上空から試みるのは危険すぎると懸念し、救助隊はヘリコプターの出発を中止した。

最後のケーブルが切れてしまうのではないかと心配し、子供たちはお腹が空いていたので（試練の最中に2人は気を失った）、彼らは地上から救助を続ける必要があると判断した。

特殊部隊である特別任務群（SSG）で作戦の監督を手伝ったムハマド・カムラン中佐は「どんな犠牲を払ってでもやらなければならなかった」と語った。

地元住民の１人、ハビブラさん（２３）はロイターに対し、はるかに小規模なものではあるが、これまでにケーブルカーの沿線で約６件の救助活動を行ったと語った。 彼は軍に、試行としてケーブルに沿って移動するよう説得した。

彼はシンプルなチャーパイ (木と紐で作った簡易ベッド) を張り、残りのケーブルに結び付けました。 彼はケーブルカーに向かって身を引いたが、十分に近づくことができなかった。

それでも、軍関係者は現在、適切な装備を使用すれば機能する可能性があると確信していた。

[1/2]2023年8月23日、パキスタンのバッタグラムの渓谷上空で立ち往生した後、救助隊が7人の子供と1人の男性を安全な場所に引き上げた翌日、吊り下げられたチェアリフトの眺め。ロイター/サラフディン/ファイル写真、ライセンス権を取得

渓谷の対岸に住むサーヒブ・カーンさん（24）は、救助隊からハーネスを提供され、主な救助活動とは反対側の川岸の右側から出発し、なんとか1人を連れ戻すことに成功した。

アサドさんと地元住民は電話で残された子どもたちを激励しようとした。

「私たちは電話で彼らを慰めました。『ハーネスを着けるだけで大​​丈夫、どこにも行かないよ』と言いました。」

冒険会社を経営する2人のプロのジップライナーがその地域に連れて行かれ、一度に3人の子供を救出しました。

モハメド・アリさんは、子供たちを慎重にハーネスに固定し、クリップを再確認したと語った。

「子供たち、私たちがあなたたちを確保している場所は、決していじらないでください」と彼は言い、その後、3人を引き連れて谷を渡って飛び去った。

アリが手を骨折した後、特殊部隊の特殊部隊が彼の代わりに次の最後のジップライン旅行に参加した。

最後の３人は、「神は偉大だ」という叫び声を聞きながら、家族が待つハーネスを着けたまま丘の中腹に送り届けた。

カムラン中佐は「素晴らしい成果の瞬間だった」と語った。

「地元の人々はとても幸せで、全能のアッラーにとても感謝していました…私たちは彼らのサポートに感謝しました。」

「彼らには愛する人たちもいて、母親もいて、抱きしめて挨拶してくれました。」

木曜日の首都イスラマバードでの集会には、救助隊員、住民、学生らが集まり、最初は暫定首相とともに祝賀式典に出席し、その後お茶とサモサを飲みながら語り合い、一か八かの救助について絆を深めた。